※ Please ignore this list.
- Jean-Luc Godard “Pierrot le Fou”
- Pedro Costa “In Vanda’s Room”
- Apichatpong Weerasethakul “Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives“
- Edward Yang “A Brighter Summer Day”
- Víctor Erice Aras “The Spirit of the Beehive”
- Takeshi Kitano “Sonatine”
- Clint Eastwood “Gran Torino”
- Buster Keaton “Sherlock Jr.”
- Abbas Kiarostami ”Where Is the Friend’s Home?”
- Wes Anderson”The Life Aquatic”
- Aki Kaurismäki “I Hired a Contract Killer”
- Jim Jarmusch “Paterson”
- Robert Bresson “L’Argent”
- Quentin Tarantino ”Once Upon a Time in Hollywood”
- 山中貞雄 “丹下左膳餘話 百萬兩の壺”
- 小津安二郎 “生まれてはみたけれど”
- 鈴木清順 “ツィゴイネルワイゼン”
- Kim Bora “House of Humming bird”
- Yang Ik-june “Breathless”
- Manoel de Oliveira “Um Filme Falado”
去年、好きな映画の話題になって説明が難しい場合はこのリストを見せて済ますというショートカットを覚えた。
そのために即席で作ったこのリストは適当ではあるが、好みは瞬時に伝わる。
自分は映画オタクというよりは、ある特定の短い期間、18歳の頃にアホほど映画を観まくったことがあるだけで毎年のベストテンとかは10本も観てないだろうから作れない。
あと、一人の監督の作品から一本選ぶのも至難の業だ。
エドワード・ヤンの「クーリンチェ少年殺人事件」と「ヤンヤン 夏の想い出」どっちか選べだなんて。
(誰もそんな事頼んでない。)
「ヤンヤン 夏の想い出」は公開当時、観終わった後に遺作みたいな映画だったなと言ってたら、残念ながらほんとにそうなってしまった。多分死期を悟った監督の作品に込めた想いがしっかりと届いていたんだろう。
が、ここはクーリンチェで!とかやってたらあっという間に時間が経ってしまう。
「ソナチネ」よりも「キッズ・リターン」に最初グッときたし、「ライフ・アクアティック」より「天才マックスの世界」の方が純粋に面白かった気もするし「パターソン」より「デッドマン」かもしれないし「ラルジャン」より「抵抗」にドキドキしたかもだし、でも脱獄なら「抵抗」よりジャック・ベッケルの「穴」が、とエンドレスワルツになっていく。そういえば「エンドレスワルツ」って映画めちゃいい。
今改めて観返したら、リストから脱落する作品もあるかもしれない。
けどその時心が動いたことは間違いない。
あとこのリストとは別に好きな映画を聞かれた時のベスト3がある。
・きっと、うまくいく “3Idiots”
・アバウト・タイム
・イエスマン
これらの映画はほんとに好きだったし話す相手によってはこっちの作品を言って花を咲かす。
あと去年観返した「ロッキー」が圧倒的でリストの「気狂いピエロ」の隣に並べたくなった。もちろん子供の頃に観た時も面白かったしその時観れたシリーズは全部観て生卵の一気飲みもしたが、今になって改めて「ロッキー」を作ったスタローンの凄さを知った。子供の頃に観たマッチョのおっさんは、今観返すと知的でハンサムな若者だった。
ベルモンドとアンナ・カリーナ、ロッキーとエイドリアン。
ビートルズの「Get Back」も究極の映画か、最高の音楽が生まれる瞬間か、最後の晩餐か、発掘されたタイムカプセルか、中弛みのデカダンスか何かそれら全てを内包し解放する様を同時進行で目撃してしまった凄いドキュメントだった。
自分はビートルズよりヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかに60年代後半を見たというか心奪われた少年時代だったが、その頃にこの映画を観たらまた何かが違った気がしないでもない。
リストを眺めると、国で観てないから当たり前だけども、色んな国の映画が好きだったんだなぁと思う。
富山にある映画館、ほとり座でイランの巨匠キアロスタミ特集をやってるから行きたいなーって思う。
今は行けないが。
あのジグザグをまたぼんやりと眺める日は訪れるのだろうか。
ずっと昔に「ホームワーク」絶対好きだから観たほうがいいよって言われて未だに観てない、終わらないイランの宿題。
あとロシアの「動くな、死ね、甦れ!」
これはマジでリストに入れ忘れたガチ映画で、1989年ソ連だった頃、54歳の新人監督ヴィタリー・カネフスキーが作ったとんでもない傑作だ。
第二次大戦直後のロシア、収容所地帯と化した小さな炭鉱町に生きる少年少女の話の話。
人生って何が起こるかわからない。
って好きな映画言い出したらキリがないから
Thank you for everything!
『動くな、死ね、甦れ!』予告編