濱口竜介監督作品「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー国際長編映画賞に輝いたというニュースツイートを見た。
(アカデミー賞って何かわからないまま生きてきたけど色んな賞があるのね。)
アカデミー賞 : アメリカの映画賞のこと。正式名称。
オスカー賞 : アカデミー賞受賞者に贈られる黄金の彫像をオスカー像ということから、通称オスカー。
そうだったのか、おそらくこの最初の部分で躓いてしまって、知ることを世紀を跨いで放棄していた。
以前映画の感想をストーリーに上げてたなと思って読み返してみた。
以下引用
ドライブがてらに「ドライブ・マイ・カー」を観た。
映画の内容と全然関係ないが、そんな筈はない筈なんだが記憶喪失なのか西島秀俊を観たのが「ニンゲン合格」以来な気がして「俺、ちゃんと存在したかな?」という「ニンゲン合格」の台詞がずっと脳内再生されていた。
さらに当時頭の切れる友人が「存在」という言葉を台詞に使う黒沢清がクサくて苦手と言っていたのを思い出した。
今となっては「存在」という単語は無味無臭で存在しているが言わんとすることは分からないでもなかった。
(ちなみに俺は「ニンゲン合格」結構好きだった。今観たらどうかは知らない。)
あと、車の映画だからかキアロスタミの「桜桃の味」を思い出していた。ちなみにほとんどの人類が聴いた事のない私のアルバムの曲の歌詞に出てくる「桜桃の味」とはこの映画の事であった。
ん?この映画?「ドライブ・マイ・カー」はきっとめちゃいい映画なんだと思う。
観るなら映画館で観たい映画だね。
って俺ってなんにも言ってねぇ
いや知ってた、こと知ってたけども。
時とプラットフォームが違えば文章も性格も少し違うという知覚を得た。
(過去の自分の方がよりぶっきらぼうで、且つblogよりストーリーで書いた方がよりぶっきらぼうだ。)
ちなみにタイトルの「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹氏原作だが、元を辿るとビートルズの曲名である。
以下wikiからの抜粋
タイトルの「Drive My Car」は「性交」の意を持つ古いブルースの隠語で、マッカートニーも古いブルースの隠語として使用したことを明かしている。
Baby you can drive my car~♪
忌野清志郎さんはこの曲を聴きながら歌詞を反転させて「こんな夜にお前に乗れないなんて」と書いたのかしら、と妄想してみる。
余談だがこのニュースには2009年「おくりびと」以来13年ぶりの快挙みたいな言葉も付いてきた。
2009年かそれより前か、突然父親から電話が掛かってきていきなり「おくりびと」を観ろ、こんな風に死者を送り出す映画を撮ればいい、といった趣旨のことを受話器越しに熱弁していた。
いきなり何を馬鹿なこと言っているんだと思って全く話に取り合わなかったが、
結局自分も馬鹿である。
せめてまだ観たことないので、今年こそ観てみよう、か!
Wovon man nicht sprechen kann, darüber muss man schweigen.
Thanks.