Stand With Ukraine

Leokanblog|リョーカンブログ
【きれぎれ万葉余談】

「吾輩はADHDである。それを売りにする気はまだ無い 。」
ヘッドホンをせずに掃除機をかけながら部屋の隅々までウロウロしていた時、しゃがんで衣服を洗濯機に放り込んで小さな達成感を味わっていた時、皿を洗って水道の蛇口から出る水と皿とスポンジの奏でる音色に聞き耳を立てていた時、なんでもいいけどなんでもないようなことをしてた時、ふとした瞬間にそんなフレーズが脳内を核心でも突いたかのようなテンションで何度も巡回してやって来るので、ならばそういう書き出しで文章を書いてやろうと思っていたが今日のところはやめておくことにした。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏が2017年に出版した著書「ホモデウス」には「人類は疫病・飢餓・戦争を克服した」といった感じのことが書かれていたが、しかしいざ実際にパンデミックが起こってしまうと当たり前だがユヴァル・ノア・ハラリ氏も書けば間違える世界なんだなと漠然と思った事を記憶している。

Yuval Noah Harari’s 2017 book “Homo Deus” asks, “What then will replace famine, plague, and war at the top of the human agenda? What destinies will we set for ourselves, and which quests will we undertake?”
In other words, sometimes even he is wrong.

そしてその時同時にこうも思った。スペイン風邪の100年後にパンデミックが起こったのならば、戦争(言いたくないが第三次〜)だって飢餓だってこれから起きるかもしれないんだなと。全くロジカルな話ではなく適当な予感でしかなかったが。それにきっと「あっちではあんなことが、こっちではこんなことが起きてる。もうずっと戦時中なんだ。」という言い方をする人もいるだろう。

FISHMANSの「チャンス」って曲に出てくる「悪口ばかり言ってるから好きさ」って歌詞がとても好きで、日頃そんな場面に出くわすとこの曲がBGMとして幾度となく脳内再生されてはその状況を肯定的に捉えて美しい情景にしてしまおうと試み、その試みはいくらかの成功を収めてきたのだが、実際のところ悪口ばかり言ってる人やディスり合ってる世界はあまり得意ではない。年をとってそうなったというより元々ずっとそうだったが、年とともにそれを器デカく受け止めきれない己の弱さを受け入れた感じだ。同じことかもしれないが。(ちなみに格闘技やMCバトルなどの舞台に上がってる人達の殴り合いディスり合いのことではない。)

何の話だったか。

このような事態になるといつも、遥か昔二十歳くらいの頃に読んだ坂口尚氏の書いた漫画「あっかんべェ一休」に出てくる「争いを無くしたいなら、平安を求めぬことだ。」という台詞を思い出す。

また、戦争ではなく天災だが
1828年、新潟三条にて大地震が起きた際に良寛さんが手紙に書いた

「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候」

という言葉も思い出す。

そしてそれとは全く関係なく昔の自分の曲にも「死ぬ時は死ぬ」みたいなリリックがあったがどの曲だったかまでは思い出せない。

ちなみに良寛さんという素敵な方が既にいらっしゃるんで、おこがましいから自分の名前の表記は「リョーカン」から「レオカン」に変えてもいいな、変えようかなと思ったりもするのだが今の所このままにしてある。まぁどうでもどっちでもいい話だが。

1946年、坂口安吾氏は「半年のうちに世相は変った。」という書き出しで堕落論を発表したが、またそのような文章が書かれていくことになるのだろうか。今なら「半年で完全にパラダイム・シフトが起こった。」とか。いや、それはないな。あるいは既にパンデミックが起きた時点でそんな言葉はたくさん見たかもしれない。

たまたま去年もっと世界のことが知りたいとスラヴ系など民族の違いを調べたりしていた。

子供の頃はただの文字列だった単語達。

調べた時になんとなくスラヴ系のイメージの一つがリヴァー・フェニックスになった。
(が今改めてWikipediaで調べてみるとハンガリー系ユダヤ人、ロシア系ユダヤ人と書かれていて結局よくわからない。)
そしてそのまま勢いで子供の頃ぶりに「Stand by me」を観た。関係ないけどそれから暫くしてTVで放送されてTwitterのトレンドに上がっていた。
「マイ・プライベート・アイダホ」(My Own Private Idaho)も印象に残っている映画だが
時間が無限ならば是非見直したい。

「Stand With Ukraine」自分は自己犠牲的な事はしないし、できないが
「Stand by me」のリヴァー・フェニックスは永久にかっこよかった。

「ヒトラー」「チャップリン」「プーチン」「ゼレンスキー」「独裁」「辺境」と色んな単語が頭を駆け巡るが自分はNewsはほとんど見ないし、具体的な事実、真実は何も知らないので現在進行系の事態に対しては何も書き記さない。

また、駄文をつらつらと書き連ねるためにこのHPを作った訳ではないのでこの文章は消すかもしれない。逆に百年孤独に書き続けることもあるのかしらん。

平穏に楽しくみんな世界中旅ができるようになったらいいのになぁ。

ロシアの方々も、ウクライナの方々も。


上記の内容は侵攻があってすぐに頭に浮かんだものだが、昨日ここに文章化して書き記し、書きかけのまま過ごしていたら、地震のニュースが飛び込んできた。

まずは自分の心を整えるところから。

どうか皆様ご無事で。



Twitter上で見たピアニスト